海から始まる物語





 時がどれだけ過ぎたのか、わからなくなってしまった。
記憶では、夕方の強烈な太陽が、私の部屋に差し込んでいたのに、
今は、微かな真夜中の響きしか聞こえない。
 頭の中は、既に思考能力はなくなっている。
 ただ、波が打ち寄せるように、繰り返しあなたのことが、私を傷つけるように走る。
 なぜ、こんなに振りまわされているのだろう。そんな自分が滑稽。
 時が経つことの重圧に私は耐えられるのだろうか。

 この星空の下にあなたが存在していることだけは確かなこと。
このまま、時が過ぎ朝を迎えても,私は動くことも出来ず、
海からの風に戸惑うだけ。







確実に私の中に残されて





おかしいネ 昨日あの人に手紙を書いていたら
結局お別れしましょう―――みたいな方向になってしまった。
文章にすると理論が勝ってくるからネ
やっぱりあの人に対して納得していない部分というのがあるんだよネ。
それなのに、二人で逢ってしまうと楽しくて
すべて忘れたくなって
抱かれたりすると 倖せだ……なんてのめり込んじゃうのです。
やっぱり男と女は、そうなると修羅ばになるしかないのでしょうか。
一緒になるか 別れるか、しかないのかな。
……思いでは
確実に私の中に残されて……







自分





じゃぁ私は?
私は純粋なの?
ずるいの? やさしいの?
自分勝手なの? ワガママなの?
でも 偽善はキライ。自分に正直でいたい。
やっぱり 臆病になっている。
人を愛する自信、愛される自信がない。
裏切られるより、裏切るのが
今はコワイ。







雑踏





雑踏の中に立つ。
いろいろな声が聞こえてくる。
笑い声がする。
私の前を通り過ぎて行く
見上げると 眩しく太陽が輝く。
その光は日向と日陰をはっきりと浮かばせ
陽と陰の空間を作り出す。
一瞬、目眩がする。

喧騒の中で私は
また一人になる。

どこからか 声がする 人が笑う 
多くの人が 笑い 楽しそうに 話しをしている。







今日を生きる

今は今しかない
あした、いつ誰がどこで死んでしまうかもわからない。
一分でも一秒でも無駄に生きたくない。
今、あの人が私を求めてくれるなら
今、そばにいてくれるなら
そして、あの人に対して情熱があるなら……
……自分を許せるよネ
だって私にとっても
短い人生の中での
数少ない"感動できる"出逢いなんだもの

それだけは確かです。















永遠の彼方に 輝きをもとめて





忘れることの出来ない、
過ぎてしまった時間を痛く感じます。
私は何かを求め続け、彷徨い歩く迷い人。

出逢いは 残酷。一瞬の出来事。
「どうして、そんなに美しいのですか。
その瞳で見ないで」

心の中で音を立てて崩れ落ちて行く
光を見ました。

時は 既に止まらず
気持ちだけが一人歩き。

いつも、微かに疼く痛みをどこかに感じて。
それでも、生きていかなくては……















この道を進みたい

私が私になるために
ほんとうの自分になるために
私は
この道を歩いていきたい

自分が存在したことを
この地球に残すために
この心を残したい。







destiny





でも、思いでは大切にしたいです。
あなたといる時間は ホント楽しかったから……
「出会ったのがマチガイ」とは 今は思っていません。
あなたという存在に感動した私が確かにいたし、
それに あなたの人生を
垣間見ることが出来たのですから……




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